2014年1月13日月曜日

主催者インタビュー!第2回MEGA DUGEM開催について

2014年4月5日(土)に第2回の開催が決定したMEGA DUGEM。
主催者である高野政所 a.k.a. DJ JET BARONとhayabusaの両氏をインタビュー。第1回の感想や、第2回に向けての意気込み、そして二人の今後の動きなどをお聞きしました!


第1回MEGA DUGEMの感想

‐まさにちょうど2か月前(取材日が1月9日)にMEGA DUGEMがあったのですが、振り返ってみてどうでした?

政所 もう2カ月も経ってんですね。「楽しかった」っていう記憶はバッチリ刻まれているんですが、現実感がなくて、今になってレポートとか動画があることによって、「あ~あれは実際にあったんだなぁ」っていうのを後から実感するっていう時期がありまして。で、次が決まったということで気持ちを新たにしてより現実感を持ちながらというか、「あれぐらい盛り上がって当たり前だぜ!」っていうような感じにしていきたいですね。

‐第1回では政所さんはほとんど外にいましたが(笑)


政所 僕の場合はなんだかこわくなって外にいたんですが(笑)、今回は逃げないっていうのをテーマに(笑)

‐どうですかhayabusaさんは?

hayabusa なんかあれですよね、感覚的に5カ月前ぐらいな感じで、はるか昔のようです。そういう意味では僕も現実感があんまり、、というか一切ないです(笑)

‐お客さんとかの反応とか感想とかは聞きましたか?

政所 やっぱり人々の記憶から薄れることはないんだろうなというのはありまして、MEGA DUGEM再びという声もきてまして、もう第2回やることが日程まで発表できて、よりリアルになったので、もう既に楽しみにしているとか、その日にFUNKOTのイベントにいつも来てくれている超パーティー野郎の誕生日が重なるということもあり、今から超盛り上がるんじゃないかなという期待が高まってますね。

‐hayabusaさんは年末に帰省とあわせて大阪でDJされましたが、その時に言われたりとかしました?

hayabusa 大阪に帰った時は、「大阪でもやってよ~、MEGA DUGEM大阪でもやってよ~」って言われましたね。「あれでしょ~潮騒のメモリーズ来たんでしょ~」って

‐(笑)

政所 うっすらと伝わってる感じがいいですね(笑)。レポートとかを読んで「あれに参加したかったぜ!」っていう声も聞くんです、「凄かったらしいね」とか、「行けなくて残念だ」とかっていうのが後々言われたりしますね。

‐この間のFUNKOTゆく年くる年(リンク)でソロさんが言ってましたが、MEGA DUGEMの動画を見たインドネシア人が、盛り上がりヤバいねって言ってたとか。

政所 「日本人の盛り上がり方はクレイジーだって」いう、

‐お褒めの言葉ですね。


hayabusa フランス人のJ-Core好きの奴がいて、そいつは「俺も行きたい!行きたい!」って言ってましたね。

‐お二人のMEGA DUGEMのハイライトはありますか?

政所 ハイライトは、どこだろうなぁ、僕は外にいた時間のほうが長かっていうのもあるんですけど、イベントが始まって続々と人が会場に入って行って、アシパンでFUNKOTのイベントやってる時には見たことのない方も来て頂いていて、その人達にも俺が「中ヤバイっすよ、まじヤバイっすよ」と言っていたのはハイライトの一つでもありますね。出し物的には全編凄かったなと、ずっとあのテンションだったんだっていう。もちろん自分が出た時には盛り上がっているのは分かっているんですが、でもDJをやっていてステージにお客さんがあがって、客席が全く見えなくなるっていうのは一つのハイライトだったと思いますね。半裸の男女しかブースからは見えないっていう(笑)。お客さんの姿は見えないんですが、絶対盛り上がっていることがわかるっていう経験は凄い記憶に残りますね。

hayabusa 政所さんがDJしてる時に自分は横にいたんですが、あそこから会場の奥が見えたんですよ、それで端の一番奥まで楽しそうに踊っているのが見えたのは壮観でしたよ。

政所 あー嬉しいなぁ、来た人があまねくアガってたっていうのは。昨今のイベントではそんなのはなかなかないですよ、見たことないですよ(笑)

‐フロアの後ろのほうでは談笑してたりという光景はよく見ますもんね。

政所 フロアの全員がかかっている音楽をきいて、踊っているというのはなかなかないですからね。

‐年齢が上の方もいらっしゃいましたね。

政所 そうですね、その方は60歳を超えた方でずっとジャズミュージシャンをやっていたらしいですね。そんな方も来て頂いてたりして、しかも凄い楽しんで頂いてたようです。老若男女、誰でも入り易いし盛り上がれるんだなと思って、凄い自信になりましたね。FUNKOTだけでやってあんだけ盛り上がって人が集まるんだ、俺たちにはちゃんとしたシーンがあるんだっていう。あれ以降つまんないDisとかがあってもそんなに気にならなくなりましたね。

‐自分の容量が増えたみたいな。

政所 あーそうですね。Dis耐性があがったというか、俺たち現場があるし、あんだけの味方がいるし、ヤバイと思ってあんだけ集まってくれる人がいるっていうのは、現場も来たことなくて、わけわかんねぇ文句いってる奴に対しては、あ~来たことないだけだよねっていう心の余裕みたいなのはだいぶ持てるようになったなと。

‐hayabusaさんはどうでした?

hayabusa まがいになりにも自分が主催したイベントのステージ上で俺の横にレオパルドンの二人(政所、急行)と後ろにDJ HANGERがいるんですよ。

政所 頭おかしいよね、確かに意味わかんない(笑)

hayabusa それで喋っているのは僕なんですよ、意味分かんないですよ(笑)。ちょっと時空が歪んでましたね。あとは政所さんからDJを受け渡される時がハイライトでしたね。政所さんと僕のやりとりは誰も見てないですね、お客さんがステージにあがっていたので(笑)。 二人で目から色んな汗を出しながら、

‐(笑)

政所 色んな汗をね(笑)

hayabusa いろんな汗を出しながら、政所さんから「最後の『FUNKOT ANTHEM』は任せる」って言われたのはハイライトですね。ラストでAndy Remixの「FUNKOT ANTHEM」をかけたのも。

政所 俺も色んな汗を流しながら、最後に「FUNKOT ANTHEM」を歌いましたね。

‐汗というか、声がちょっと(笑) (こちら↓の動画の後半でその模様が)

政所 心の汗ですよ、あれは(笑)。でもほんと最高の瞬間だったなと。来てくれた人、皆が楽しんでくれたっていう自信はありますよね。「あんなイベント他にないぜ!」って自信を持って言えますね。



第2回MEGA DUGEMについて


‐さて、第2回が4月5日(土)に決定したわけですが、会場はどちらでしょうか?

政所 会場は変わらず渋谷のamate-raxiでやります。

‐続けてamate-raxiに決めた理由はあるんでしょうか?

政所 理由はですね、FUNKOTは確かに話題になってますし、実際に素晴らしい現場が出来たんですが、もう一回やってみないとわからないぜ、あれはまぐれだったかもしれない(笑)、ほんとはやってなかったかもしれない(笑)

‐化かされていた!?(笑)

政所 狐に化かされていた、Enakの神に化かされていただけかもしれないっていう思いもあり(笑)。MEGA DUGEMの翌日にamate-raxiの他のイベントに行った方から聴いた話で、amate-raxiの人から、「あんな盛り上がったことないですよ」と言われたという話を聞いて、

‐もちろん他のイベントでも盛り上がっていると思いますが、それを超えたということですね。

政所 そうですね。シャンパンが何度もなくなって、近くの系列店に借りにいくみたいな。

‐そして最終的に系列店からも「うちも営業があるんで。。。」と断られた(笑)

政所 未だかつてそんなイベントはなかったと、お店側からの要望もありました。ということでFUNKOTここにありということを示すというか、まぁダメ押しですよね。あの規模でもう一度やってダメ押しっていうのを見せて、我々の現実感を高めるという(笑)

‐確かに出演DJの誰もが現実感がなくて「あれ、やったっけ?」という感じみたいですね。

政所 アガりすぎて夢だったのかもしれない。それを確実なものにするために、これが日本のFUNKOTの通常レベルだっていうのを確認するためにも同じ場所、同じ時間帯でやりたいなと。

hayabusa 場所に関していうと僕はちょっと違う意見でして、政所さんよりも僕のほうがフロアにいた時間が長いので、お客さんから声もかけられたんですが、次はもっと大きいところで見たいというのはたくさんありました。

政所 なるほど。

hayabusa amate-raxiもそうとう広いんですけどね。でもやっぱり、FUNKOTのあの日来てくれたお客さんっていうのが興味本位の人から、昔から好きな人もいたわけじゃないですか、元々クラブミュージックの場所に遊びに来てなかった人もFUNKOTだったら楽しいっていって来てくれる人もいたわけで、その理由って楽しく踊ったりっていうことだと思うんです。凄かったですよね、政所さんがDJやった時。

政所 凄かったなぁ、半裸の男女しか見えてなかったけどね。

hayabusa スピーカーのウーファーのところに頭つっこんでいる人が両端にいてて、

政所(笑)現地スタイルですね。

hayabusa 次が自分のDJだし、アガり過ぎているので気持ちを一度整理しなければいかんぞ、と思って一番後ろに行ったんですが、その一番後ろのスピーカーに頭つっこんでるのがアボさんだった

政所 (笑)

‐あの赤い帽子が(笑)
 赤い帽子がトレードマーク
赤い帽子がトレードマークのDJ, KAZUHIRO ABO

政所 ウーファーに吸い込まれるように(笑)なるほど。

hayabusa なので、もっと色んな人が頭をつっこめるように(笑)、会場に関しては、もっと大きいところでやっていきたいですね。

‐例えばどこらへんですか?

政所 将来的には、、、、日本最大のクラブに決まってるじゃないですか。この前、曲がりなりにも、インドネシア人系列のイベントに出させていただいたんですが、、、ageHaですよ。

‐このブログにもレポートで写真もいっぱい掲載しました(リンク)


政所 その前にUNITとかも考えてまして、元Elevenでやってた人がいまUNITで働いてらっしゃるのですが、「いつでも待ってます!」と言ってくれてて(笑)、4月にある第2回を経て在日インドネシア人コミュニティーにも切り込みつつある今、莫大な集客力をFUNKOTが身につけて、UNIT、ageHaと行きたいなと思ってますけどね。

‐3、4年後は「なんとかアリーナ」とか「なんとかメッセ」とかですかね。

政所 行きたい、いや行くべきですね。

hayabusa ヘッドライナーがHeadhunterz、Nero、DJ JET BARONみたいな。

‐いえいえ、そこはTokyo Crown、DJ JET BARON、shisotexが3ステージのトリで!

政所 最高ですね。でもそれぐらいの勢いは来た人は感じてくれていると思いますし、いや、ほんと、ただ事じゃないんですよ。このインタビューを読んでいる方で前回来られなかった方もいると思うんですが、まじでただ事じゃなかったんですよ。実際にいつも来てくれるお客さんも「凄い!凄い!」って言ってくれたんですけど、あの日だけたまたま来た人っていうのもいて、僕が出さしてもらってるTBSラジオのスタッフの方も来て頂いて、「正直こんなになってるとは思わなかった」と仰ってい頂いたり、タマフルのラジオリスナーの方も来て頂いてて「いやー、正直舐めてました。こんなにちゃんと盛り上がってシーンになっているなんてほんとにビックリしました!」っていう声も頂いているんで。そういう方がもっと気楽に遊びに来れるようにより大きなところでやりたいですね。

‐いわゆるクラブだとどうしても行きづらい人もいますもんね。


政所 そういう方が気楽にフラッ覗きに来れるためのMEGA DUGEM、そのためのお祭りですね。

‐ちなみにインタビューの前に何か言いたいことがあるとhayabusaさんは仰ってましたが。

hayabusa MEGA DUGEMのブログのページビューの記事の一番人気が僕と政所さんのインタビューじゃないっておかしくないですか。

政所 (笑)

‐一番人気がMEGA DUGEMのレポートで、

政所 それはそうですよね、でもその次が、

hayabusa 僕らのインタビュー、

政所 で、ありたいけど違うんですね。

‐(笑)。2番人気がM3後の5人、soloist、shisotex、KazuyaP、Suama、Richiterの5名の合同インタビューですね。

hayabusa あれですよ、毎日オナニーしてる話とかに負けたんですよ、僕たち。

政所 そうだね(笑)

‐まぁ5人もいましたしね(笑)


政所 じゃあ今後は単独インタビューで誰が一番見られたかで(笑)

‐(笑)

政所 やだなー(笑)。それ嫌ですから(笑)

‐(笑)。MEGA DUGEMはFUNKOTを広めるための祭りであって、ここに出ているDJ達のプレイを見ていただいて、他のイベントに出てる時にチェックしてもらえたり、音源を聞いてもらえるきっかけになるようなホームみたいな感じになればいいですね。

政所 そうですね、みんなが個別に色んなイベントに出られるようになるのが一番いいですね。

‐「旅の仲間」じゃないですが、DJが色んなイベントに出演して、年に2回ぐらいお祭り的にMEGA DUGEMに集まってっていうのが一番いいですね。

政所 精力的に外のアウェーの経験はみんな積んでいったほうがいいですね。

‐ですので、読んでる方の中でオーガナイザーの方がいらっしゃれば、各DJにお気軽にオファーお待ちしてます。

政所 そうですね。僕だけじゃなくて、MEGA DUGEMに出てもらったFUNKOT DJはみんなヤバくて、本当にいいDJしますんで、ブッキングをどんどんして頂きたいと思いますね。


 政所さん現地インドネシアのクラブでDJデビュー!


‐今はそんなことないですが、数年後のメッセの後だとちょっとギャラの桁がかわってくろと思いますしね(笑)。ところで、政所さんはインドネシアでDJをされる予定があるとのことですが。

政所 そうなんです。インドネシアの現地で回すプロジェクトがありまして、DJ YAMA a.k.a. Fmasteさんからオファー頂いて、2月21日、22日でインドネシアのカリマンタン島、バンジャルマシンというところでDJをさせていただくことになりました。

‐バンジャルマシンというのはクラブの名前ですか?

政所 いえ、街の名前ですね、そこのダイナシティ・ディスコということころ、3000人規模だったかな、ちょっとageHaよりでかいところでやることになってます。回すのは僕、DJ JET BARONとshisotexが指名を受けたので行っていきたいと思います。年末のアシパン年越しのパーティーで大勢のインドネシア人が来てくれて、そしてこの前の1月4日ageHaで何百人ものインドネシア人の前で回して、ホップ、ステップときて遂に現地に乗り込むというところなんですけど、正直不安半分、期待半分のところがあって、バンジャルマシンって地方なんですよ。

‐日本でいうと、どこら辺なイメージなんですか?

政所 地方都市で、観光地ではないので外国人には名前が知られていないところなので、大阪、名古屋という感じでもないですかね。ただ今FUNKOTが凄い盛り上がっているんです。クラブでの盛り上がるパターンもバンジャルマシン式というのがあって、ダウンビートが多いとか、現地物の歌とかじゃないとアガらないとかあるんですよ。ただその中で現地のDJと同じことをしても仕方ないというのが半分と、現地式にのっとらないと盛り上がらないのではという恐怖っていう、今ノイローゼのような状況ですね(笑)
お客さんも外国人DJが来たと見てくれるのか、それともいわゆるイチDJとして見てくるのかというのも分からなくて悩んでいますね。ただこれで先陣を切ればインドネシアで日本人がDJをやるハードルも下がると思うんで、これから次々Tokyo CrownであったりRichiter君であったり他のチームの人であったりがドンドン出て行ったらかなり面白いことになると思っています。

‐まさに逆輸入ですね。

政所 そうですね。そこで日本人スタイルが受け入れられるのかっていう一つの試金石として、先鞭をつけてくるという感じですね。

‐hayabusaさんは告知的なことはありますか?

hayabusa でっかい話は色々あるんですが、正式に出せるものがまだあんまりないっていう状況で、

‐吉報を待っててくれ!という感じですね。

hayabusa そうですね。

政所 アンダーグラウンドな繋がりは確実に広がってて、各ジャンルのヤバイと言われている人達が反応してくれてたりしてるし、

hayabusa で、いうとですね、名前を挙げると今一緒に制作してるのが、抹っていうラッパーとカルマザジッパーっていうラッパーと一緒に作っています。

‐それは新曲であると、

hayabusa そうですね。それにプラスしてTokyo Crownでちょっと面白いことが出るというのと、3月にもしかしたらガチのHOUSEのパーティーにお呼ばれ頂くかもと。大阪でもそれなりに有名な感じのやつで、ほんとにガチのHOUSEのイベントに、

政所 ガチのIndonesia Funky Houseをまわして行くということですね。

hayabusa というぐらいですね。正式に話せるようになったらまた発表します。

政所 僕も制作は進行しているので、お楽しみに下さい。

‐本日はありがとうございました。


(2014年1月9日渋谷にて)

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